2025年7月16日
EXPO2025 大阪・関西万博 ロボットエクスペリエンスに通訳ボランティアを派遣しました
本学と同一法人下にある神戸高専がEXPO2025 大阪・関西万博 未来社会ショーケース事業におけるスマートモビリティ万博の一環として、万博会場内において次世代の様々なロボットの実装・実証を行う取組(ロボットエクスペリエンス)に参加しました。本学から本取組に通訳ボランティアとして、学生13名を派遣し、出展するロボットに関する通訳サポートを行いました。
- 出展期間:6月2日(月曜)から6月8日(日曜)、 6月16日(月曜)から6月29日(日曜)
- 参加学生数:13名
今回の取組は、神戸高専機械工学科清水准教授にご協力いただき実現した取組であり、学生にとって本学のみでは得難い貴重な経験になりました。本学では、今後も神戸高専との連携に積極的に取り組み、学生に幅広い学習機会を提供していきます。
参加学生からのコメント
どのような活動を行いましたか?
- 外国からの来場者に対して、ロボットの性能や用途を英語で説明し、デモンストレーションのサポートを行いました。
今回の活動を通して、達成できたこと、チャレンジしたことはありますか?
- ロボットという自分にとって未知の分野においても、自分の英語力が通用することを実感しました。海外からの来場者を見かけた際には、積極的に声をかけ、相手の関心を引くような話題で会話を弾ませることができました。
- ロボットの存在を少しでも身近に感じてもらえるように、親しみやすく伝えることを意識しました。その結果、「見に来てよかった」、「未来が楽しみになった」といった嬉しい言葉をたくさんいただき、とても大きな達成感を得られました。
- ロボットの説明をし終わった後に、自分から会話を広げ、世界各国からの来場者と積極的にコミュニケーションを取りました。純粋にコミュニケーションを取りたいという気持ちを持つことで、無意識に相手に抱いていた"英語を話す人"というラベルがなくなり、本当の意味での人と人とのコミュニケーションとして会話を楽しむことができました。
参加前と参加後で気持ち、今後や進路に関する考え等に変化はありましたか?
- 万博という場で活躍する高専生に尊敬の念を抱いたことと同時に、自分が彼らと同じ情熱を英語に持っていることに気付き、英語に対する向き合い方を考えるきっかけになりました。
- 参加前はロボットや理系分野に苦手意識がありましたが、活動を通して、ロボットや最新技術が私たちの生活をより豊かにしてくれる存在であることを実感し、より一層身近に感じられるようになりました。これからは、自分の興味や専門にこだわらずに、幅広い分野にも前向きに関わっていきたいです。
- 理系の専門分野であること、通訳の授業を受けたことがなかったことから、参加前は不安を感じていました。参加後は、ロボットにも愛着が湧き、来場者が自分と同じロボット初心者であるからこそ、わかりやすく伝える視点を持っていることが強みであると感じるようになりました。もともと英語で海外の方とコミュニケーションを取ることが好きでしたが、この経験を通じてさらにやりがいを感じ、英語を使う機会が多い内定先への入社を決めました。
外大で学んだことは今回の活動のどのような場面で生かされましたか? 今後、大学で学ぶ必要性を感じたことはありますか?
- 外大での学びを通して培った語学力やコミュニケーション能力は、今回の活動において大いに役に立ちました。ロボットを紹介するのみではなく、来場者一人ひとりの興味や反応を見ながら、親しみやすく伝えることを意識することで、深いコミュニケーションができたと思います。
- 通訳に関する専門的な知識を学修することで、より適切な言い回しや語彙を選ぶことができるのではないかと感じました。
- 海外からの来場者と話をする中で、世界情勢に関する知識や国際的視点が必要であることを改めて実感しました。今後は国際関係に関する包括的な学びのみではなく、特定の地域や分野に関することも学ぶ必要があると感じました。