2025年9月 1日
【ロシア学科・中国学科】3年生インタビュー(模擬国連)
模擬国連に参加経験のあるロシア学科・中国学科3年生の2名
MUN(模擬国連)とは
国際連合の会議をシミュレーションする教育活動です。参加者は担当国の外交官として、その国の利害を代弁して交渉・議論を重ね、問題解決への合意形成を図ります。このプロセスを通じて、実際の国際問題や国連システムへの理解を深めるとともに、交渉力や語学力を含む総合的な国際コミュニケーション能力を高めることができます。
NMUN(模擬国連世界大会とは)
1927年米国・シラキュース大学でその第1回目の会議が開催されて以来続いている、世界最大規模で、最も権威と歴史のある大会です。毎年春季、国連本部を使用して開催される模擬国連ニューヨーク大会には世界各国から3,000人以上の学生が集まり、本学も学生を派遣しています。
JUEMUN(日本大学英語模擬国連大会)とは
大学生を対象とした英語による模擬国連大会で、2010年にJALT(全国語学教育学会)主催により名古屋市で初回の会議が開催されて以降、毎年開催されています。本学でも、2011年、2014年、2017年、2019年、2023年に大会を主催しました。来年2026年は、本学が主催予定です!
ロシア学科Sさん
参加した模擬国連
2024年度JUEMUN(岡山・ノートルダム清心女子大学開催)
役割:エジプト大使
テーマ:Education for sustainable development
2025年度NMUN(アメリカ・ニューヨーク開催)
役割:ナイジェリア大使
テーマ:Transforming Food Systems to Prevent Biodiversity Loss
2025年度JUEMUN(京都・京都外国語大学開催)
役割:ポルトガル大使
テーマ:Reimagining tourism for a sustainable future
選ばれた時の意気込み
大使に選ばれ、嬉しさと責任感を強く抱きました。不安もありましたが、憧れの先輩のように挑戦を恐れず全力で取り組もうと思いました。
模擬国連に参加しようと思ったきっかけ
高校生の時に模擬国連を知って、その時から興味を持っていました。大学生になって周りに模擬国連に挑戦する人の姿を見て、私も挑戦したい気持ちが強くなり、参加を決めました。
模擬国連参加者に選抜されるまで
説明会後に応募し、第一次審査の英語での志望理由書提出と第二次審査の面接を経て選抜されました。どちらも国際問題への関心や英語力、積極性が重視していた印象です!
模擬国連で苦労したこと
模擬国連で苦労したのは、膨大な情報から相手を説得させることができるように内容を論理的にまとめることです。また本番の議論では、自分の意見を的確に伝えつつ妥協点を見出すことも難しかったです。
専攻語学ではない英語への取り組み方
英語力の高い仲間に遅れを取らないように、専門用語はその都度調べ、交渉時は相手の表現を参考にするなどして英語を学びました。
模擬国連の魅力
模擬国連は、外交官のように意見を伝え合い、解決策を探る経験ができるのが魅力だと思います。 また日々ペアやメンター、仲間と協力しながら準備する中で、自信や世界を見る目が大きく広がっていきます。
外大を目指す受験生へ
受験勉強お疲れ様です。大学生活では、多くの人との出会いや新しい挑戦、大学生でしかできない貴重な経験を通して、自分の可能性を広げられます。
外大生は[HaMiDaSu]のようにチャレンジ精神にあふれ、いろんなことに挑戦しています。受験勉強大変かもしれませんが、最後まで自分を信じて努力すれば必ず実を結びます。 応援しています!
中国学科Sさん
参加した模擬国連
2024年度JUEMUN (岡山・ノートルダム清心女子大学開催)
役割:インドネシア大使
テーマ:
・Education for safeguarding biodiversity
・Education for green production and consumption
・Education for climate change resilience
・Education for the protection of the global commons
2025年度NMUN(アメリカ・ニューヨーク開催)
役割:ナイジェリア大使
テーマ:Addressing the burden of unpaid care and domestic work on women and girls Protecting women and children in armed conflicts
選ばれた時の意気込み
とにかく全力で頑張ろうという気持ちでいっぱいでした。特に国際問題に関する知識が他のメンバーよりも少ないと思ったので、準備期間のリサーチは誰よりも頑張ろうと思いました。
模擬国連参加者に選抜されるまで
JUEMUNの授業が一緒だったNMUN経験者の交渉やスピーチに圧倒されて、私も追いつきたいと思ったことがNMUNに応募した理由です。志望理由書には、参加したい理由と準備や会議を通して達成したい目標をそれぞれ3つ書きました。面接ではNMUNじゃないと目標が達成できないと伝えられるように頑張りました。
外大を選んだ理由
英語以外の言語習得と模擬国連に興味があったからです。言語と模擬国連どちらも頑張れるのは神戸市外大しかないと思って選びました。
模擬国連で苦労したこと
模擬国連の準備と中国語の勉強を両立させることに苦戦しましたが、メンバーや友だちがたくさん支えてくれたおかげで乗り切ることができました。
専攻語学ではない英語への取り組み方
リサーチでは、出来る限り単語を覚えながらニュースやレポートを読み進めるようにしていました。また、chatgptに調べた内容を説明したり、交渉練習をしてもらったりすることで、自分の言葉で話す練習をしました。
模擬国連の魅力
学科や学年を超えてたくさんの人と仲良くなれることも模擬国連の魅力だと思います。大会が終わったあとも一緒に勉強したり遊んだりできる友だちができて毎日楽しいです。
模擬国連を経験して成長したこと
人前で話すことが得意ではありませんでしたが、何度も練習したおかげで話す前の緊張や不安感の対処法を身につけられたので、かなり克服できました。
外大を目指す受験生へ
他の受験生や模試の結果をみて落ち込んでしまうこともあると思いますが、友だちや先生方をたくさん頼って、最後まであきらめずに頑張ってください!
体調には気を付けて、無理しすぎないでください! 応援しています!!