学生の活動

2025年9月19日

TICAD Business Expo & Conference Japan Fairに本学学生を派遣しました

TICAD9テーマ別イベント「TICAD Business Expo & Conference」Japan Fairが、2025年8月20日~22日に横浜で開催され、JTEC(一般財団法人 海外通信・放送コンサルティング協力)、株式会社日立ケーイーシステムズ、神戸市外国語大学の教員が共同で、ブース展示を行いました。(JTEC名義)
イベント当日は本学国際関係学科の学生1名が派遣され、ブース対応や見学を行いました。

展示内容

緊急を要する防災情報を、デジタルテレビ放送を用いて、公共の場所に設置した空港利用者向けデジタルサイネージへ駆動するというシステムを、ビジネス展示部門「気候変動対策ブース」に展示しました。
この放送連携システムと受信機を、総合文化グループの芝勝徳名誉教授とJTECが共同研究開発しています。

また、展示コンテンツを多言語化(英語、スペイン語、フランス語、(ポルトガル語))するにあたり、
イスパニア学科のモンセラット・サンス教授と穐原三佳准教授、英米学科のアンドレー・ラフォンテーヌ准教授、総合文化グループの並河葉子教授がプロジェクトに携わりました。

参加した学生にインタビュー

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■TICAD参加のきっかけ
芝先生が緊急警報放送システムの研究開発に取り組まれているということについては以前少しお聞きしたことがありました。私自身は研究開発には関与していないのですが、1年生の時に半期だけ芝先生の授業を履修していたことがきっかけで、芝先生には折に触れてお声掛けいただき、さまざまなアドバイスをいただいています。7月ごろに大学構内を歩いていたら芝先生と遭遇し、「君、横浜で開催されるTICADに行ってきてくれないか?」とお誘いいただいたのが参加のきっかけです。

■当日の流れ
緊急警報放送システムの研究開発を行なっている芝先生の代打として派遣をしていただき、緊急警報放送システムの仕組みや実演、アフリカに展開する上でのメリット(設備、コスト等)、神戸市外大がこの研究開発にどのように関与しているかについて、来場者に合わせて英語、日本語でご説明させていただきました。また、共同で研究開発を行なっているJTECの担当者様の説明の一部英訳なども行わせていただきました。
当日は70%がこうした説明で、残りの30%は実際に各社、各機関の展示、アフリカ各国の大使館のブースを見学しました。

■参加した感想
参加していてしばしば感じたのは、神戸市外大で模擬国連をやっていて本当に良かったということです。会場で出会う初対面の方に緊急警報放送システムを伝える時は、なるべく短い時間で相手にわかりやすく伝わるように要点を説明しなければなりません。どうしてここで急に模擬国連の話になるのかというと、模擬国連の授業の中では自らが立案した政策を相手に30秒くらいで伝えるという練習があり、これを会場で自然にできた、できてしまった時に、「このスキルは自分自身が模擬国連を通して会得したんだ!」と実感しました。
また、自らが大学のゼミで学んでいる開発学の主なフィールドであるアフリカに進出しようとしている日本企業の方々からお話を聞くことができてとても刺激になりましたし、自らの将来の選択肢が大きく広がったと感じました。このような機会を私にくださった芝先生をはじめとする本学の関係者の皆様、並びにJTECの皆様にこの場をお借りして感謝申し上げたいと思います。ありがとうございます!

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イベント概要

「TICAD Business Expo & Conference」(外部サイト)