2025年9月29日
神戸市教育委員会連携事業「英語サマースクール2025」開催報告
本学では、神戸市教育委員会との連携事業として、2008年から毎年中学生向けの「英語サマースクール」を開催しています。
英語サマースクールは、外国語に関心のある市内の中学生を対象とした活動です。様々なアクティビティを通じて、英語を使ったコミュニケーションを体験することができます。
今年度も、本学にて8 月21日(木曜)・22 日(金曜)の2 日間実施しました。
参加した中学生(2日間延べ378人)は、180人超の神戸市に勤める外国語指導助手(ALT)が企画する英語によるプログラム(1対1での英会話、クイズ、ゲーム等)を通して、外国の文化や習慣を体験しました。午後からのプログラムには、本学のロシア学科・中国学科・イスパニア学科の学生が、それぞれの言語、文化、食事、言葉などを紹介するプレゼンテーションを行いました。
Opening Ceremony @大ホール
今年のテーマは「KOBE WORLD FAIR」でした。13か国のALTの代表者が、自身の出身国の特徴について英語で紹介し、参加した中学生も真剣に聞き入っていました。
ALTとの交流 @学舎1階、2階
ALTが各テーマごとに教室に装飾を施し中学生を迎えました。各教室でのアクティビティはすべて英語で行われました。ゲーム・クイズ・スピードデイティング等の様々なアクティビティを通じ、会話やボディランゲージの力をつける絶好の機会になり、教室からは賑やかな笑い声が聞こえていました。
外大生ボランティアのプレゼンテーション @大ホール
午後のプログラムには、本学の学生11人がボランティアとして参加しました。彼らは中学生に楽しんでもらえるよう、開催の約1ヵ月前から準備を重ねてきました。
学生たちが担当したのは「CROSSCULTURAL EXPERIENCE」という企画で、ロシア語、中国語、イスパニア語の各学科の学生が、それぞれの言語や文化、食事などについて、プレゼンテーションやクイズを通じて紹介しました。
プレゼンテーションの最後に中学生による質問タイムが設けられ、英語以外の言語に触れられる貴重な体験となりました。想像以上に多くの質問が飛び交い、会場は大いに盛り上がりました。
参加した中学生は、1 日をかけて学校の授業とは違う形の英語の学び方を体験し、外国語の学習とコミュニケーションの楽しさに触れました。この英語サマースクールの体験から弾みがつき、さまざまな言語や文化を学ぶきっかけや自分の興味をみつけてほしいと思います。
参加した中学生の声
・チームで協力してクイズに挑戦したり、他の学校と交流できたのがとてもよかったです。
・今までは言葉が通じないから自分から関わりをもつことはなかったけど、言葉が完璧じゃなくてもジェスチャーや単語などでも通じ合えることを知り、世界が広がった気がしました。
・あまり日本と関わりがないと思っていた国が多かったけど、意外と身近にあることに驚きました。国ごとの特徴を知ることができてよかったです。
・クイズや早口言葉など、私たちが楽しめるようなことを準備してくれて楽しかったし、勉強になりました。質問に対しての答えがしっかりしていてわかりやすかったです。私も留学やホームステイをしてみたいと思いました。
・学生さんが目があったら笑顔であいさつしてくれてとても好印象でした!いつか私も...と思うぐらいとても良い1日になりました。去年も参加したので、来年もあるならまた参加させていただきたいなと思います。
・それぞれの国の良さがわかりました。外国語を習得すれば楽しそうだと思ったのでこれをきっかけに学びたいです。身近なところにも様々な国の文化があることがすごくすてきだと思いました。
・今日教えてもらったことのほとんどが知らない知識で最初から最後までずっと楽しかったです。大学生の方全員、言語化するのが上手ですごくかっこよかったです。
当日ボランティアで参加してくれた学生の皆さん