2025年10月 9日
【魅力発信事業】10月1日「The Role of African Culture in Japan」ワークショップ開催報告
2025年10月1日(水曜)、神戸市外国語大学の小ホールで、神戸外大魅力発信事業2025「神戸新長田×ダンスボックス×外大」の第1回ワークショップを開催しました。
当日は、西トーゴ出身で、現在は日本を「第二の故郷」として活躍するダンサー及びコレオグラファー(振付家)であるアラン・シナンジャ氏をお迎えし、「The Role of African Culture in Japan」をテーマにダンス体験や映像鑑賞を行いました。
アラン氏は、日本有数の多民族、多文化、多言語が共生する地域である神戸新長田を拠点として、コンテンポラリーダンスを中心に地域と協働した活動を行うNPO法人ダンスボックスの関係者でもあり、2年に1度、新長田で「Happy African Festival」を開催しています。
今回のワークショップでは、ダンスで軽く体を動かした後、2023年に開催された「Happy African Festival」の映像を鑑賞しました。
アフリカ地域のコンテンポラリーダンスや韓国打楽器と和太鼓の演奏、食文化や工芸などを通して多文化に触れる様子が映し出されていました。
最初は緊張していた参加者も、アラン氏の関西弁を交えた英語での軽快なトークや明るい笑顔、そして圧倒的なダンスに魅了され、「ダンスをもっと踊って!」「なぜ、そしていつダンスを始めたの?」「なぜ日本でダンスを続けるの?」「トーゴの好きなところは?」と英語での質問が飛び交いました。
アラン氏のダンスに歓声を上げながら、リラックスした様子でトークを楽しみ、「トーゴ人は、どんなに苦しい瞬間においても、生きる喜びを見出して、人生を楽しむ」というアラン氏の言葉に頷きながら耳を傾けている姿が印象的でした。
新長田で開催されている「Happy African Festival」を通して、多民族・多文化共生について理解を深める貴重な時間となりました。
参加者の声
・新長田はJRの乗り換えでしか利用したことがなかったのですが、様々な国籍の人々がダンスを通して繋がり合っていることを知り、私も交流したいと思いました。
・私自身ダンスをしていて、ダンスに対する価値観や、人を繋げるインターナショナルな空間に興味があったので、とても面白かったです。
・アフリカだけに留まらず、韓国や台湾、ベトナムの文化に触れることのできる「Happy African Festival」に是非参加したいと思いました。初めて出会った人と楽しく交流できるイベントは日本にとって良い刺激になると思いました。
・トーゴ人の「人生を目一杯楽しむ生き方」に心を動かされました。
・新長田がシカゴのように多様な国の人々が集まる場所になっていることは、今まで知らなかったので驚きました。
・神戸の大学に通っていながら、こんな身近なところで世界との架け橋となるイベントが開催されているのを知らなかったので、機会があれば参加したいと思いました。
・遠い国に住む人々が文化を通してつながり合うことが素敵だと思いました。言葉では伝わらなくても、同じ場所で楽しさを共有するために、ダンスはとても適していると感じました。また、ダンスを通じて人々を繋ごうというアランさんの熱意を非常に感じました。
参考:神戸外大魅力発信事業
本講演会は、地域貢献や国際交流活動など幅広い活動を展開するために実施している「神戸外大魅力発信事業」の一環として開催しました。
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