お知らせ

2025年10月20日

【開催報告】ミャンマー地震支援企画 ~震災から半年を振り返る~

10月3日(金曜)、一般社団法人大学コンソーシアムひょうご神戸主催、神戸市外国語大学(以下本学)、神戸市看護大学、流通科学大学共催で、「ミャンマー地震支援企画 ~震災から半年を振り返る~」が開催されました。

1部では、本学国際関係学科の中嶋圭介准教授がファシリテーターを務め、まず流通科学大学のミャンマー人留学生5名によるプレゼンテーションが行われました。その後、国連移住機関(IOM)駐ミャンマー代表の望月大平氏が現地からZoomを通じて参加し、2025328日のミャンマー・マンダレー地震発生以降の現地での活動、直面している課題、そして今後の展望についてご講演いただきました。
望月氏は「ミャンマーに対する世界の注目度が下がってきている」と述べ、現地では依然として継続的な支援が求められている現状を訴えました。
地震後の復興支援の重要性と、国際社会の関心を維持するための取組の必要性が改めて浮き彫りになるセッションとなりました。

Myanmar_1003_1.JPG

myanmar_all.JPG

2部では、神戸市看護大学 基礎看護学 災害看護・国際看護学分野の神原咲子教授がファシリテーターを務め、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程に在籍し、災害後の地域社会における心理的支援と社会経済的復興をテーマに研究しているミャンマー出身のザ・ザ・ウィン・ティンさんが登壇しました。地震後の地域住民を対象とした心理的支援と社会経済的評価について説明されました。

このセミナーには、市民の皆様をはじめ、本学と神戸市看護大学、流通科学大学の学生・教職員を含む75名が対面およびオンラインにて参加しました。
阪神・淡路大震災から30年。これまで幾度となく地震の被災地となってきた日本、そして神戸から、ミャンマーの人々に思いをめぐらせ、自分にできる支援の形を改めて考える、非常に意義深い時間となりました。