English2025年12月22日
【海外インターンシップ】キルギス日本人材開発センター（KRJC）
ロシア学科３年生
海外インターンシップ先・期間は？
【機関】キルギス日本人材開発センター（以下、KRJC）
【期間】2025年9月1日〜2026年2月28日（半年間）
海外インターンシップを選んだ理由は？
友達と話すロシア語だけでなく、職場で使われている実践的なロシア語に触れることができるため、海外インターンシップを選びました。より実践的な場で学びたいという思いがあり、大学に通いながら働くパートタイムではなくフルタイムインターンを選択しました。
▲ソンコル湖を訪れたときの写真
どのようにして海外インターンシップ先を見つけましたか？
大学１年生の春休みに、キルギスで行われたロシア語1ヶ月スキルアップコースに参加し、キルギスの魅力を知ってぜひまた来たいと思っていました。神戸市外大とKRJCがインターンの協定を結んでいるので、キャリアサポートセンターに貼ってあるポスターで事前に内容を確認し、その後、実際にインターンに行っていた先輩に話を聞いてさらに興味を持ち応募しました。
▲キルギス人・中国人・韓国人の友達とみんなでご飯 ▲ソンコル湖でみんなで撮った写真
キルギス日本人材開発センター（KRJC）とは？
KRJCは、日本政府とキルギス政府の協力のもと設立された教育・交流機関です。
3つの部門に分かれており、日本語部門（日本語授業・イベント）、ビジネス部門（ビジネスコース・就業支援）、相互交流部門（文化講座・交流イベント）となっています。また、KRJCとして図書館や自習室の開放も行っています。
KRJCは、日本からの専門家、キルギス人スタッフ、キルギス人インターン生、JICAボランティア、日本人インターン生によって運営され、日本語を学ぶ学生・社会人、日系企業やビジネススキルを学びたい人、文化交流に興味を持つ人々が集まる場所となっています。
▲キルギス日本人材開発センター（KRJC）
インターンシップの活動内容を教えてください。
私の属する相互交流部門は、日本文化の紹介、文化講座の実施、イベントの運営を中心に活動しており、私はインターン生としてそれらの活動をサポートしています。
また、インターン全体の業務として、日本語を勉強している現地の生徒たちのサポートや、SNSのインターン生アカウントの運営にも携わっています。
▲文化講座でプレゼンやクイズをする様子
インターンシップを経て、学んだことや身に付いた力などを教えてください。
現在進行形で色々なことを学んでいる最中なのですが、KRJCでは、日本語ができるスタッフも多い中で、あえてロシア語で積極的に質問したり、受付対応や日本語学習者のサポートを通して実践的なロシア語力を伸ばしています。計画通りにいかない場面でも、その都度周囲とコミュニケーションをとりながら臨機応変に対応する力が身に付いていると感じます。
▲地方キャラバンで訪れたタラスで紅葉を楽しむ様子
現地での思い出を教えてください。
KRJCの設立30周年を記念して行われた地方キャラバンで、１週間かけて3都市を巡り、文化体験コーナーやステージ演奏をしたことが特に印象に残っています。街や人々の雰囲気はそれぞれでしたが、どこに行っても日本に興味を持ってくれている方ばかりでした。ロシア語や拙いキルギス語で不安もありましたが、喜んでくれる姿を見て、挑戦して良かったと感じました。日本文化をきっかけに、言語を通して人と人がつながっていく場に立てたことが、大切な思い出です。
▲地方キャラバンで浴衣の着付けを担当 ▲コンサートで伝統楽器「コムズ」を演奏
オフの日は何をして過ごしていましたか？
土日にイベントや講座があることも少なくなく、想像していたよりも忙しく生活しているように感じます。それ以外の日は、友達とビシュケク市内を散歩したり、さまざまな観光地を訪れたりしています。キルギスは自然がとても多く、その雄大さには何度も驚かされています。
▲カシュカスーを訪れた時の写真 ▲現地で誕生日を迎えたのでキルギスではよくあるバラの花束をもらいました！
神戸市外国語大学を選んだ理由は何ですか？
元々言語に興味があり、大学では独学が難しい言語を専攻したいと思っていたので、ロシア語を専攻として学べる神戸市外大を選びました。また、模擬国連への参加や比較的自由な留学・休学制度もとても魅力的だと考えました。
▲イシククル湖の綺麗な星空
受験生へメッセージをお願いします！
ここまで読んでくださって、ありがとうございます！そして、受験勉強お疲れ様です！受験期は、なかなか思い通りにいかず、そんな自分に苛立ってしまったり、悔しくなったりすることもあるかと思います。
私は一般選抜の後期日程で神戸市外大に合格しました。言い方を変えれば、第一志望の大学には行けなかったということです。ですが、私は神戸市外大のロシア学科を選択したことを全く後悔していません。難しいロシア語を楽しく真剣に学ぶ仲間がたくさんいて、挑戦の機会がたくさんあって、色々な選択肢があって、この大学に来て良かったなと心から感じています。
どんな道を選んでも自分が楽しめて、納得できる道はあると思います。周りの環境に感謝することを忘れず、今できることを頑張ってください！応援しています！