2025年12月24日
SDG Infographic Competitionを開催しました
応募者自身が設定したSDGsのテーマに対し、進捗状況(データ)をわかりやすく伝えるポスターのデザインを募集するSDG Infographic Competitionを開催しました。本取組は2023年度から開始し、今年度で3回目の開催となります。
7月14日(月曜)のエントリー開始以降、約3か月半にわたり作品を募集し、本学及び神戸市立工業高等専門学校から計10作品の応募がありました。これらの作品を対象に、約1ヶ月間にわたる学生・教職員による投票と選考委員会による審議を経て、以下の通り、授賞作品を決定しました。
12月22日(月曜)に開催した授賞式では、表彰状及び賞金を授与し、受賞者2名からは、それぞれの作品についての説明が行われました。プレゼンターを務めたサンス副学長からは、「今後とも情報を効率的に伝えるスキルを発揮し、社会に貢献し続けていくことを期待しています。」とのコメントがありました。
最優秀賞
「日本の食品ロス量(2022年度)」
本学 イスパニア学科3年 枝信 流風
受賞者のコメント(要旨)
私自身の身近で起きている食品ロスの現状を多くの人に伝えたいと考え、このテーマを選びました。SDGs指標では日本国内で発生する食品ロス量が示されていますが、数値が大きく実感しづらいため、1人あたりが1日に廃棄する量に細分化し、個々人が自分事として捉えられるよう工夫しました。より個人の問題として意識してもらえるよう配置にも配慮しました。与えられたデータをいかに単純化し、わかりやすく、かつインパクトをもって示すかを学ぶ貴重な機会となりました。
優秀賞
「日本近海における冬の海洋酸性度の変化(2010年から2024年)」
本学 英米学科3年 佐々木 美茄
受賞者のコメント(要旨)
背景色以外のイラストは手書きで作成し、色や形、大きさを変化させることで、海洋酸性度の変化が海に与える影響を視覚的に表現しました。その一例として、珊瑚の白化現象を表現しています。年を追うごとに魚を大きく描くことで、大型の魚を食べる人間にも影響が及ぶ問題であることを示しています。地球温暖化による海水温の上昇や海面上昇といった問題はよく知られていますが、海洋酸性化という問題にも目を向けるきっかけになればうれしく思います。


