2026年2月24日
フェアトレードの普及・啓発を目的とする「まちチョコ2025」を開催しました
2023年度に神戸市外国語大学(以下、「本学」)と神戸市立工業高等専門学校(以下、「神戸高専」)が兄弟校となったことをきっかけに、本学学生と神戸高専生が交流できる様々なコラボ・イベントを実施しています。
フェアトレード(*)の普及・啓発を主な目的として活動する本学の公認団体「フェアトレードサークルMANA」(以下、「MANA」)が、今年も「まちチョコプロジェクト」の一環として、フェアトレード チョコレートのパッケージデザインを学内外から募集するイラストコンペティション「まちチョコ2025」を開催しました。

(*)「フェアトレード」とは、公正な貿易を意味します。詳細は次のウェブサイトでご確認ください。
FAIRTRADE JAPAN(外部サイト)
フェアトレードの理念や意義をより多くの人に伝えたいという想いから始まったMANAによる本取組は、コロナ渦による中断を経て、2024年度再始動しました。2024年度に好評だったことを受け、2025年度も本学の学生に加え、神戸高専と神戸芸術工科大学の学生にも対象を広げ、パッケージデザインを募集しました。
イラストのテーマ
「フェアトレード」、「冬」、「平和」(「フェアトレード」の要素は必須)
採用作品
MANAによる選考の結果、当初は3作品を採用する予定でしたが、完成度の高い作品が多く集まったことから、最終的に5作品が採用されました。
本学 ロシア学科 2年生

■応募者のコメント
雪だるまをテミスの女神に見立て、対等さと公正さを表現しました。また温かみが伝わるよう絵本のような柔らかいタッチを意識して描きました。
■MANAのコメント
雪だるまが秤を持ち、その秤の上でカカオとお金が均衡を保っている様子から、フェアトレードで目指している生産国の対等性をわかりやすくイラストに表していると感じました。また、雪だるまをギリシャ神話のテミスの神と見立てる発想は、興味深かったです。
本学 第2部英米学科 3年生

■応募者のコメント
「生産者と消費者のつながり」を表現するため、手と手を取り合うイラストをモチーフにしました。また、手に取った人がワクワクするよう背景を板チョコ色にするなど遊び心も取り入れています。言語や文化の壁を越え、このチョコレートから温かい平和の輪が広がることを願ってデザインしました。
■MANAのコメント
木の幹に手を取り合う様子が描かれていることで、生産者と消費者の深いつながりを感じることができました。また、葉っぱが様々な国の国旗となっていることや様々な国の言語が描かれていることから、世界全体が平和で、対等な社会になってほしいというメッセージを感じることができました。
本学 英米学科 4年生

■応募者のコメント
「フェアトレード」、「冬」、「平和」というテーマから、「子どもたちがフェアトレードへの想いを雪上に描く様子」という着想を得ました。雰囲気が寂しくなりすぎないように、温かみのある色合いを心掛けました。
■MANAのコメント
全体的に柔らかい印象のイラストが素敵でした。冬景色の中で様々な国の子どもたちが共に遊んでいる様子から、平和のイメージを綺麗に表現していると思いました。フェアトレードもお互いに平等な存在として向き合うことで初めて実現するということを改めて感じました。
神戸芸術工科大学 ビジュアルデザイン学科 2年生

■応募者のコメント
フェアトレードを分かりやすく表現するために、様々な要素を散りばめました。また、下の方に平和の象徴である白い鳩を描きました。この活動を通じて平和な世界になることを心から願っています。
■MANAのコメント
目を引くデザインがとてもおしゃれだと思いました。イラストに描かれている女の子が同じバスケットを持って向き合っているところが手を取り合うイメージと結びつきました。平和というと壮大に感じられるけれど、身近なところから平和に繋がっていくというのが伝わり、素晴らしいと思いました。
神戸芸術工科大学 ビジュアルデザイン学科 2年生

■応募者のコメント
生産している国、人々のことを考えるようにしたいという想いと、冬、平和というメッセージもビジュアルイメージとして入れて、みんな同じ時を過ごしているということを表現しました。
■MANAのコメント
消費者だけではなく、生産者の姿も描かれていて、生産国や人々のことを考えてイラストを制作してくれたことが感じられる作品でした。そして、消費者と生産者が手をつないでいるイラストから、消費者と生産者の繋がりを読み取ることができました。
※掲載作品の著作権は各作者に帰属します。無断転載・無断使用は禁止します。
「まちチョコ」販売の様子
今年度も、神戸市外国語大学消費生活協同組合(以下、「外大生協」)及び神戸市立工業高等専門学校生活協同組合(以下、「高専生協」)のご協力のもと、学生たちがデザインしたイラストをパッケージにあしらった「まちチョコ」を販売しました。
(左:外大生協での販売の様子)(右:高専生協での販売の様子)
学生が描いたイラストのパッケージで包装された商品の販売は、生協を利用する学生や教職員にとって、身近に感じられるフェアトレードの体験となり、日常の中で社会貢献に関心を持つきっかけとなったと思います。今後もこの取組を続けることで、学内外でフェアトレードへの理解をさらに広げていくことを目指します。
